とあるDTPオペレーターのInDesignスクリプト備忘録

デザイナー上がりですがいまはDTP命。InDesign用スクリプトの解説などを綴っています。読者登録して戴けると励みになります。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【入門者向け⑫】関数(呼出先)から関数(呼出元)へ値を戻す

今回は、関数間で「値を戻す」方法を書きます。 前回、関数間で「値を渡す」方法は書きましたね。似ているように思えますが、その違いはこうです。

【入門者向け⑪】関数間のデータのやりとり(引数で値を渡す)

以前の記事で関数の説明をしましたが、そのときは初歩の初歩ということで「よく使う処理を関数化する方法と、その呼び出し方」くらいしか書きませんでした。 今回は「呼び出し元と呼び出す関数のあいだでのデータのやりとり」について説明したいと思います。…

【入門者向け⑩】try...catchでエラー回避処理

ご無沙汰しています。なかなか浮上できませんが……久々に記事を投稿します。スクリプトを書いていて、「エラー」はつきものです。 エラーと一言に言っても、スクリプトの書き方に問題がある場合もあれば、InDesignの都合で実行できない場合もあります。たとえ…

【入門者向け⑨】関数(function)についての初歩の初歩

1 Excelの関数とはちと違う 今回は関数についてです。 「私、Excel使ってたから関数は得意!」 「ぼくはvlookup関数が好きだなあ」 なんて方もいるかもしれませんが、InDesignスクリプトでいう関数は、Excelのそれとは全然違います。「なんだか難しそうだな…

【入門者向け⑨】条件分岐その4 複数条件(&&、||、switch...case)について

条件分岐についての説明はとりあえずこれで一段落でしょうか。 今回は複数の条件で条件分岐させる方法を書きます。 まずはif文の中で複数条件を設定する場合。次のような書き方をします。[例1]両方の条件を満たすときに成立 var obj = app.activeDocument…

【入門者向け⑧】if文 その3 ~true/false/else~

実際に入門者として読んでくださってる方は、タイトルを見て「うほっ、来た来た……いかにもプログラムっぽい単語が……」とゾワゾワしているかもしれませんね。でもここまでif文について読まれた方であれば、さほど難しいことはありません…

【入門者向け⑦】if文について その2(条件分岐 大きい & 小さいほか)

前回のif文の説明では「等しい・等しくない」の演算子について書きましたが、今回は「…より大きい、…より小さい、等しいか大きい、等しいか小さい」の演算子について書こうと書きます。 等しい以外には次のような演算子があります(可読性重視で全角で書きま…