とあるDTPオペレーターのInDesignスクリプト備忘録

デザイナー上がりですがいまはDTP命。InDesign用スクリプトの解説などを綴っています。読者登録して戴けると励みになります。

入門者向けコラムで紹介したメソッドを使って、スクリプトを作ろうの巻

ごぶさたしています。

入門者向けスクリプトコラムは一段落してしまったので、そこで説明したメソッドを使って、実際に何かを作ってみようかと考えています。
たとえばこんなスクリプトはどうでしょうか。

① 画像が入ったフレームを2つ選択する
② スクリプトを実行すると、2つの画像の位置とサイズが入れ替わる
③ オブジェクトスタイルは元のフレームに残す
④ 処理後、画像をフレームにフィットさせる(縦横比は固定)
⑤ 幅が大きい方の画像は背面に送る
⑥ 選択しないで実行、もしくは3つ以上選択アイテムがある場合は警告を出す
⑦ 画像フレーム以外が選択されている場合にも警告を出す
⑧ 元に戻したいときにはアンドゥ一発で直る


たとえばポスターの背景に敷きたい画像の候補が幾つかある場合に片っ端から試したり、チラシなどで大きく置く画像が変更になった時に瞬時に修正することができます。
②ですが、実際にはフレームの中身を入れ替えるわけではなく、中身が入れ替わったが如く座標をすり替えるという処理なので、リンクが切れることもありません。
オブジェクトスタイルも入れ替えるので、使用者には中身だけが入れ替わったかのように感じられるはずです。

たまたまこのブログを開いた初心者の中には「フフン、そんなの一瞬で書けるぜ!」という方もいるかもしれませんが、これがスラスラッと書ければすでに脱初心者ですね。

構文は至って簡単ですが、いわゆる「スクリプト的な考え方」を学ぶのにはいいかもしれません。

要望(コメント欄で)があるようなら、作成手順を追いつつのコラムを書きます…