とあるDTPオペレーターのInDesignスクリプト備忘録

デザイナー上がりですがいまはDTP命。InDesign用スクリプトの解説などを綴っています。読者登録して戴けると励みになります。

【入門者向け⑦】if文について その2(条件分岐 大きい & 小さいほか)

前回のif文の説明では「等しい・等しくない」の演算子について書きましたが、今回は「…より大きい、…より小さい、等しいか大きい、等しいか小さい」の演算子について書こうと書きます。
等しい以外には次のような演算子があります(可読性重視で全角で書きましたが、実際には半角で記述します)

 A > B ……AがBより大きい
 A < B ……AがBより小さい
 A >= B ……AがB以上(等しいか大きい)
 A <= B ……AがB以下(等しいか小さい)

■書き方の例

[例1]AがBよりも大きい時にCの処理をせよ
var A = 5;
var B = 3;

if (A > B) {
        alert ("AはBより大きい!") //……C;
    }

AはBより大きいので、Cが実行される(アラートが出る)

[例2]AがBよりも小さい時にCの処理をせよ
var A = 5;
var B = 3;

if (A < B) {
        alert ("AはBより大きい!") //……C;
    }

AはBより小さくないので、Cは実行されない

[例3]AがBよりも等しいか大きい時にCの処理をせよ
var A = 5;
var B = 5;

if (A >= B) {
        alert ("AはBより大きいか等しい!") //……C;
    }

AはBより大きくないが等しいので、Cが実行される

[例4]AがBよりも等しいか小さい時にCの処理をせよ
var A = 5;
var B = 8;

if (A <= B) {
        alert ("AはBより小さいか等しい!") //……C;
    }

AはBより小さいので、Cが実行される


入門者向け⑥を読んだあとだと、特にややこしいことはないと思われます。
でも待った! 条件が○として成立する場合(次回説明しますが、スクリプト的な言葉に置き換えるとtrueの場合)と✕として成立する場合(falseの場合)とで別の処理をしたいときもありますよね。

次回はその場合の書き方を説明します。